niseko yakushi onsenkyo

屋根が潰れ、それでも営業を続けていたものの、ついに閉館に至りました。「ニセコ薬師温泉 　廃業」などと検索すると、屋根が潰れた写真や廃業の貼り札、不動産の売り広告などがすぐに沢山見つかります。昨年屋根が潰れる前に行った時でも、床は抜けていて、浴室も不衛生な状態でした。お湯がいいのは認めますし、非常にファンの多い温泉でしたが、あれでは閉館も致し方ないと思います。

建物がボロイです。手入れをする人もいないようなので清掃もほとんどされていないため不衛生です。湿気で脱衣所もビショビショだし、お湯以外はう～んという感じです。それでも日本三大秘湯ということで行ってみる価値はあるかも。人それぞれですけど。

湯花も湧き出る、完全に源泉賭け流しの温泉です。風呂は二つあり、一つは男女別，一つは混浴です。濁り湯は、それほど熱くなく、じんわり体を心から温める温度です。昔は賑わっていた湯治宿の設備があります。今は宿泊される方が少ないのか、あまり整備されている感じではありません。建物は確実に老朽化していますので諸々居心地良いとは言い難いですが、一応待合休憩場所もあります。結構地元の方も利用されていて、軽トラに乗った方が入れ替わり来られています。昔は露天もあったようですが、今は草に埋もれて探せませんでした。

道内では数少ない湯治場の雰囲気がする温泉です。特別熱くもありません。下からボコボコ湧いてくる温泉に効き目がありそうです。建物は古い感じで、えっと思うかもしれないですが、お湯はごまかしがないです。

元々は、湯治温泉でした。現在もそうです。築？十年の建物は、今にも倒れそうな雰囲気です。私たち夫婦が立ちよった所まさにそんな感じの温泉宿です。ここの女主人は、現在、病気療養中とのことで、現在は手伝ってくれる人が細々と経営しています。（三十年間おつきあいしている大工さんの言葉です。）この宿への、アプローチは、ニセコ昆布温泉から道々２０７号線を昆布駅方面へ大きな三角看板の藥師温泉が目印です。その後は、目印、看板のたぐいはありません。たどり着いた先には、駐車場が二カ所、すぐ前の駐車場は１０～１５台位のスペースです。丁度、床を修理にきていた大工さんから色々お話を聞くことが出来ました。入浴料は一人３００円です。二カ所の温泉の、濁り湯の方は混浴。透明な方は中仕切りで男女分けをしてあります。どちらも小さめの湯船です。ぬるめのお湯は足下からわき出ています。両方ともにとてもよい温泉です。ただし、結構深いので入るのには注意が必要です。露天風呂もありますが手入れをしておらず（手が回らない？）入るのにはそれ相当の勇気がいります。秘境気分を味わいたい方におすすめです。

良くも悪くも、いろいろな意味で評判のあるこちらの温泉宿に来てみましたが…私的には大満足でした。建物の外観といい、室内といい、とにかく全体的に漂う秘境な感覚がなんともいえなく最高でした。ただ、秘境＝露天風呂みたいなイメージを持つ私としてはあのマニア向けの露天風呂を、もう少し整備して誰でも入れる気軽な露天風呂にしてもらえればもっと良いと思いました。また、建物の場所がわかりにくい上に、誘導看板も少ないため、初めて行くときは泣きそうになります。

まず、場所がとてもわかりにくくて、地図や看板を見ながらでもはたしてこの道で合っているのか、不安になりながら進みました。やっと辿り着いた建物は、ものすごく古いです！築何十年なのか気になります。しかし、温泉は期待以上の素晴らしさで、にごり湯と透明湯の２種類を楽しめます。浴槽がかなり深いので気をつけないとお湯の中に転落します。かなりぬるめのお湯なのですが、ゆっくり入れるのでオススメです。